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2016.12.06

知っておきたい作業靴(セーフティシューズ)の選び方

Pair of safety lace boots leather gloves hard hat and transparent plastic glasses on scratched metallic background construction concept.

「おしゃれは足元から」と言いますが、作業現場で履く靴は、足の防護に配慮した靴を選びたいものです。

危険を伴う職場では、事業者は従業員の安全を確保する対策を講じなければならない法的な義務があります。安全靴もその対応の一環として支給されることも多いと思いますが、このような現場以外においても安全に仕事をするために、作業に合った靴のご使用をオススメします。

今回は、作業靴についてご説明します。

安全な靴を選ぶには?

安全性を確保するために、少しでも信頼の置ける作業靴を使用したいものです。信頼できるか否かの判断材料としてJISマーク、もしくはJSAAマークがあります。JISマークはご存知の方が多いかもしれませんが、JSAAマークは初めて聞いたという方も少なくないのではないでしょうか。

JSAAは社団法人日本保安用品協会が設けた規格の1つです。耐衝撃性や耐圧迫性などが検査項目に並び、これらの基準に適合していれば認定を得られるというもの。ちなみにアイトスでは「AZ-51640」など、JSAAを取得した作業靴「セーフティシューズ」の販売も行っております。

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AZ−51640 セーフティシューズ(耐油・耐滑・静電)

反射材がついており、暗いところでも安心してお使いいただけます。

信頼できる作業靴の選び方がわかったところで、次は必要な機能について見てみましょう。

知っておきたい作業靴の機能

つま先の耐性

安全靴のつま先には、つま先を保護する「先芯」と呼ばれるものが入っています。この「先芯」は、主に2つの役割を果たします。

1つはつま先を衝撃から守ってくれる「耐衝撃性」。不意に物が倒れてきたり、物を落としてしまった場合に、その衝撃からつま先を守ってくれるのです。

もう1つはつま先に強い負荷がかかったときに守ってくれる「耐圧迫性」。こちらは何かにつま先を挟まれたり、万一台車や車に足を踏まれてしまった際に、大怪我をしないよう保護します。

「滑らない」や「水が入らない」といった加工からすると、つま先の耐性はピンときにくいですが、実は足を守ってくれる重要な機能なのです。

ちなみに「先芯」には樹脂製のものと鋼鉄製のものがあります。樹脂製のものは軽いですが、鋼鉄製のものより強度が劣るため軽作業向け。鋼鉄製は樹脂製より重いぶん、強度に勝ります。作業環境に合わせて選ぶとよいでしょう。

耐踏み抜き性能

鋭利なもの(例えば出っ張ったクギ)を踏んだときに、靴底を貫通して足裏を傷つけないようにする性能です。

また、踏み抜き防止用のインソールも市販されていますので、もし使用されている靴に踏み抜き防止性能がなく不安を感じるという方は、利用してみてください。

耐滑性

厨房や水を多く使う作業現場では、滑り易く、転倒して怪我をする危険性があります。そのような作業には「耐滑性」のある作業靴がオススメです。

耐油性

耐油性は、油に長時間接しても変形や変色などの劣化が起きない性能を意味します。

ちなみに耐油性の靴は、油の上で滑ります。油で滑りにくくする機能は「耐滑性」ですので、ご注意ください。

帯電防止

帯電防止機能を持った作業靴は、体内にたまった静電気を靴底から逃してくれます。

帯電防止性能によって精密機械を取り扱う方向けのものと、火気厳禁の職場で使う防爆用途に分けられます。

 

いかがでしょうか?

作業靴の機能と一言で言っても、作業着のようにさまざまです。あなたの職場に適したものを選んでくださいね。

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